ヴァーチャル・リアリティの実現

脳をスキャンする

アメリカの発明家であり、未来科学者として知られているレイ・カーツワイルの著書に『The singularity is near(シンギュラリティは近い~人類が声明を超越するとき)』があります。

近年、IT業界をはじめとする最先端の科学技術分野において中心的な話題となっている「シンギュラリティ」について解説されているこの作品では、今世紀中に起こり得る、想像を絶する科学技術の進歩についても語られています。

たとえば、コンピュータの性能向上により、人間の脳の機能をスキャンできるであろうという未来。

これによって、コンピュータは人間の脳のコピーを手に入れることができるようになるといいます。

そんなSF映画のような話がホントになるなんて…と、信じがたいと思う人がほとんどかと思いますが、現在はすでに脳の領域の一部はかなり高度にモデル化され、コンピュータへのインストールが進んでいるのだとか。

 

ヴァーチャル・リアリティの進歩

また、この本の中では、コンピュータの性能向上は、人工知能技術の進歩ばかりでなく、ヴァーチャル・リアリティの実現化にも大きな影響を及ぼすということも語られています。

すでにアミューズメント施設などでは、ヴァーチャル・リアリティを体験できるゲームやアトラクションが登場していますが、シンギュラリティの時代に訪れるヴァーチャル・リアリティとは、それらをさらに本格化させたものとなります。

たとえば、ヴァーチャル・リアリティの進歩により、オフィスは不要となり、自宅で専用のヘッドセットなどを身に着ければ、目の前に職場があらわれて同僚たちが働いている…というような働き方が実現されるのです。

退勤する際には、接続機器からログアウトすればOKです。また、脳の機能をスキャンする機能やヴァーチャル・リアリティの技術を応用すれば、実際には自分は体験していない感覚や感情の追体験をすることも可能になるとまでいわれているのです。

このような話は、今現在の私たちから見れば、本当に夢のような、非現実的なものに聞こえるでしょう。

しかし、シンギュラリティは確実に近づいているのです。